『Dunn, Duff の売却費で補強した』という表現は正確ではありません!
02/03シーズン終了時、Dunnの移籍は避けられなかったのは確かだが、Duffを核の一つに据えたチームを作るための補強作戦開始。
つまりR-WingerにEmerton。給料の高い中堅陣の契約更新をせず、Reserveリーグ・クラスでは決して悪くなかった新人達を思い切って放出し、新風を吹き込むためのEmertonを含む何人かの補強費用を捻出。その捻出費用で獲得したのがAmoruso, Gresko, Yelldell。
と、ここまでが当初のRoversの補強計画。例え主力の2人を売却しなくて補強する資金を捻出していた。この補強だけでもRoversにとってはかなり大胆な補強。

あと2人くらい安くお得な選手が獲得できないか、と検討中に青天の霹靂Duffの巨額移籍。計画大番狂わせ。戦力的にも頭数も全く足りなくなってしまった。
しかし、Roversは堅実経営。小さなクラブであるために無茶をすれば建て直しがきかない。手にした移籍金で全額ではないが、まず借金返済。(別 に物凄い額の借金を背負っているわけではない、らしい)この時点で売却費(£22.5m)の中で選手補強に使える金額は£10m前後だったと言われている。
価格が折り合わず断念していたReidを予定していた価格ではないが思い切って契約。
散財しないため、国外の高くない選手を次々にトライアルに代呼び寄せた。しかし帯に短し襷に長し、獲得断念。
完全移籍は金額的に無理であるためローンでBabbelを獲得。
ここで、売却費がなければ絶対に獲得などできなかったFergusonを獲得。
まだ頭数が足りず、Baggioをローン移籍で獲得したいが、その資金すら無し。そこでOstenstadを急遽移籍(涙)させ、Baggioを確保。
これが03/04シーズンに向けてのRoversの補強物語の全容。

David Yelldell(100k)
Brett Emerton(2.2m)
Lorenzo Amoruso(1.4m)
Vratislav Gresko(1.2m)
_________________________↑ここまでが確保していた補強資金での補強
Steven Reid(2.5m) ※交渉していた1.8mであれば当初の予算内で獲得していた。
Barry Ferguson(6.5m +1m)
_________________________↑これが売却費がなければ補強できなかった戦力
Markus Babbel(Loan)
Dino Baggio(Loan)
_________________________↑さらに放出して補強した戦力(完全移籍させる金銭的余裕は無かった)


Dunnは放出ではなく、契約が残り2年になりクラブ側は更新を申し出たが、拒絶。移籍を希望し、Birminghamへ移籍。
Sounessの「遊んで ばっかりで練習しないから」発言に端を発した関係のこじれが大きな原因と思われる。が、他にも
・Sounessの戦術にDunnがうまくスタメン定着できるポジションが無かった。 (怪我も多くフルで参戦できる機会も少なかった)
・事実Dunnはめちゃくちゃ遊びまくっていた。>試合でモタモタと動きも悪いのに「イングランド代表になって当然の俺」発言100 回で地元サポーターにも「生意気発言が過ぎる」とたしなめられまくっていた。(遊 びが過ぎて、体重管理がいい加減になりすぐに太る<試合に出るとキレが悪すぎる)>どんなときも地元のヒーロー・アイドルとして愛してくれていた地元サポーターが少し冷たくなり居心地悪くなった... など移籍の理由はいろいろ考えられる。
Duffは移籍を希望していたわけでもなく、クラブも手放すつもりは全く無かった。が、02/03の契約更新時に£17mを越えたら移籍交渉できる、というリリース事項をDuffのアドバイザーが付け加えていた。そのためChelseaと本人の直接交渉になり、「新しい大きなことにチャレンジするいい機会かもしれない..」と
CLに出たいという夢をかなえる為に移籍。(アディダスがいきなりスポンサー料 をおよそ4倍近くに引き上げ契約料£17mを得たといわれている。 )移籍時に「引退する前には戻ってきてRoversのプレイヤーとして再びプレイしたい」とコメントしサポーターを泣かせた。
Dunnの移籍時にはクラブ側からサポーターへのコメントも事務的であったが、Duff移籍時にはチーフ・エグゼブティクのJohn.Wが泣きそうな声で「Duffが移籍することになりました。EmertonとDuffというエキサイティングなプレイヤーのゲームを皆さんに見てもらいたかったのですが。すみません。」と引き止められなかった事を詫びているようにしか取れないコメントを出した。...が、その後聞き苦しい自己弁護を始めてしまったのが大変惜しまれる...ありふれた高給取りスター・フッボル・プレイヤーの証明だと言えなくないが。